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2014.8.30
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■レジストリが壊れたらどうしたらよいですか?

 「レジストリが壊れた」という状況が生じるとは言っても、実際にはどういう症状を指して「レジストリが壊れた」というのかは微妙です。
 Windows自身が「レジストリが壊れました」と言ってくれることもありますが、たいていの場合は、Windowsが不安定になったり、一部のアプリケーションが正常に動作しなかったり、デバイスドライバを認識しなくなったりするなどという症状になって現れます。

 しかし、これらの症状はレジストリが壊れた場合以外も現れることがあり、「レジストリを修復する」というのは、あくまでWindowsが正常に動作しなくなった場合の解決策の1つなんだという認識でいるのが良いと思います。

 さて、レジストリが壊れたということが明らかになったならば、次の2つのいずれかの手段により、どうにかしてWindowsを使えるようにします。


 1. レジストリのバックアップを取ってあったなら、それを使ってレジストリの復元を試みます。

 1.1 専用のツールを使ってレジストリのバックアップを取っていた場合

  レジストリバックアップツールを使ってレジストリのバックアップを行っていた場合は、そのツールの説明を参照して、レジストリの復元を行います。


 1.2 Windows 95

  一般的に、Windows 95ではレジストリのバックアップは、ファイルをユーザーが手動でコピーすることによって行っていると思いますので、それを「MS-DOSモード」から手動で元の場所に戻します。
  まず、MS-DOSモードを起動します。これは、「Starting Windows 95...」または「Windows 95 を起動しています...」と表示されているところで [F8] キーを押します。
  ブートメニューが表示されたら、「Command Prompt Only」または「コマンドプロンプトのみ」を[↑][↓]キーで選択し、[Enter]キーで決定します。
  ファイルを復元します。わからない場合は、専門家を呼びましょう。
  Ctrl+Alt+Delでコンピュータを再起動します。
(最新版では、Windows 95には非対応となっています)

 1.3 Windows 98

  Windows 98では、バックアップを取る方法としてScanreg/Scanregwを使う方法と、Windows 95と同様に手動でコピーを行う方法の2通りがあります。Scanreg/Scanregwは、Windows 98起動時に毎回自動的にバックアップを取っているので、ユーザーが意図的にバックアップをしていなくても、復元が可能です。
  手動コピーの場合は、Windows 95と同様にして復元して下さい。
  Scanreg/Scanregwを使ってバックアップを取っていた場合は、まずはMS-DOSモードを起動します。Windows起動時に[Ctrl]キーを押しっぱなしにします。
  ブートメニューが表示されたら、「Command Prompt Only」または「コマンドプロンプトのみ」を[↑][↓]キーで選択し、[Enter]キーで決定します。
  コマンドプロンプトが表示されたら、「scanreg /restore」と入力します。
  正常に起動できていたレジストリの中から最新の項目を[↑][↓]キーで選び、Enterキーを押します。


 1.4 Windows Me

  Windows Meでは、バックアップを取る方法として、Scanregwを使う方法と、「システムの復元」を使う方法の2通りがあります。Scanregwも「システムの復元」も、OSによって自動的に行われていますので、ユーザーが意図的にレジストリのバックアップを取っていなくても、復元が可能です。
  Windows Meの場合、DOSモードは存在しないので、レジストリの復元を行うときはセーフモードから行います。セーフモードで起動すると、「システムの復元」が自動的に起動し、修復を試みることができます。
  「システムの復元」を使いたくない場合は、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から「Scanregw /restore」と入力すれば、scanregwを使ってレジストリだけの復元を行うことができます。

  レジストリが根本的に壊れていて、セーフモードですら起動できなくなってしまった場合は、あらかじめ作っておいた「起動ディスク」から環境を復元します。もし、「起動ディスク」を作っていなかったという場合は、残念ながら環境の復元は諦めて、Windowsを再インストールしましょう。

  起動ディスクからWindows Meを起動させると、1回だけ、以前の復元ポイントに戻すことができますので、慎重に、復元ポイントに復帰させて下さい。ここで復元ポイントを復帰させないと、もう二度と復帰はできないことになります。


 1.4 Windows 2000/XP/Server 2003

  Windows XPでは、バックアップを取る方法として「システムの復元」と「バックアップ」を使う方法があります。また、Windows 2000/Server 2003では、「バックアップ」を使う方法があります。詳しい使い方は、Windowsのヘルプをご覧下さい。


 2. レジストリのバックアップを取ってなかったなら、データの救出をしてWindowsは再インストールします。

  レジストリのバックアップを取っていなかったという場合、レジストリの壊れた箇所を直接修正できるだけの自信がある場合を除いて、その環境は破棄することを考えましょう。
  Windowsをセーフモードで起動できる場合は、セーフモードで起動して、重要なデータをフロッピーディスクなどに待避させます。
  セーフモードで起動できない場合は、起動ディスクなどを使ってコンピュータを起動させ、DOSモードからフロッピーディスクなどに重要なデータを待避させます。

  そして、Windowsを再インストールします。


 とりあえず、知っておいていただきたいことは、レジストリが壊れてから対策を取ろうとしても手遅れである場合が多いです。レジストリのバックアップも、重要データのバックアップも、何も起きていない平和な段階から行っておくべきです。



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