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2014.8.30
INASOFT
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えどりんのへや(1999.12.15)
「えどりん」と聞いて、何のことかわかりますか?
「あー、あれのことか」と分かる方!! MS-DOS通ですね。
今回は、歴史に消えていったMS-DOSコマンドについて見てみます。
■まず、最も使われるMS-DOSコマンドは?
CLSとか、DIRとか、そんなところかな?
あ、MS-DOSプロンプトから戻るためのEXITなんかもよく使いますね。
Windows を起動させる外部コマンドWINなんかは、使います?
あ、自分ではタイプしたことない、あ、そう...
■SORT コマンドの悲劇
パイプとリダイレクト。
これはMS-DOSのみの概念と勘違いしている人が多いようだが、実はこれ、UNIXなんですな。
CP/M + UNIX = MS-DOS
ま、そんなところ。
で、パイプ系の外部コマンドと言ったら、MORE と SORT と、あともう一つくらい有名なのがあったと思うけど、SORTコマンド、じつはこれ、MS-DOS始まって、一番最初にバグの発見されたコマンドなんですね。
なんでも、SORTコマンドの作成者は後に社内で袋叩きにされたとか…?
■ラインエディタ登場
エディタといっても、種類がある。
普通、「自分はMS-DOSをこんなに愛している」なんて思っている人でも知らないことが多いのだが、「ラインエディタ」と「スクリーンエディタ」だ。
エディタ(編集ソフト)と言ったら、メモ帳や VZ みたいなスクリーンエディタだけだと思っている人がいたら、それは大間違いだ。
ラインエディタ全盛期なるものがあったのだ。
それは、PC98シリーズ向けのMS-DOS 3.30Dが出る前の時代。ちょうど、MS-DOS 3.30Cが最も盛り上がった時期。
PC/AT互換機なんて、「なにそれ?」の時代...
いわゆる NEC PC98(もしくは EPSON互換機)が当たり前だった時代の中期頃ですね。
MS-DOSには、スクリーンエディタ(画面上で、カーソルキーを使って編集場所を選び、文字を入力する、現在最も一般的になっているエディタの方式)が付属していなかった。
付属していたエディタは、MS-DOSに古くから(そう、DEBUGと同期かな?)付属していたEDLIN。
これが、一般的にえどりんの愛称で親しまれていた(?) EDit LINes すなわちラインエディタだ。
ラインエディタとは、編集する行を入力し、それから、行ごとに編集していくという、途方もなくめんどくさいものである。
でも、DEBUGやらSYMDEBを活用していた時代は、それしかなかったからねぇ。
よく使いました。
でも、MS-DOS 5.0を手に入れてから、環境は一変しました。
3.3Dから付属していたSEDITを使うようになったため、EDLINは忘れ去られました。
そして、僕もいつしか、EDLINの編集コマンドすら記憶から消えてしまいました。
さようなら、えどりん・・・。
■MS-DOS 6.2でも現役だ! えどりん
ところが、それでも根気よく、MS-DOSのシステムディスクの中にはEDLIN外部コマンドが付属している。
MS-DOS 6.2の中にすら、それが存在しているのだ。
むろん、5.0の中にも存在している。
もっている人は、是非確認していただきたい。
(Windows 95以降にはないのよねん)
EDLINと入力してみると、「ファイル名を指定しろ」とメッセージがある。
EDLIN ファイル名
として起動しなければならないわけだ。
でも、実際EDLINに入ると、終了コマンドを入れないと抜けられなくなるので要注意。
本屋にも売っていないような古い本を探さないと、EDLINの使い方なんて載っていません。
使いたい人は、古本屋へ行こう!!
(って、おすすめできないけどね…)
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