レジストリキー/エントリの資料

■NT/2000/XPのみの設定

　このページには、いじくるツールの編集項目「NT/2000/XPのみの設定」が扱っているレジストリキーとレジストリエントリについて解説しています。

　この資料は、「いじくるツール」(ver.6)時代に書かれたものなので、現在の設定項目と一致しなかったり、内容が古かったりすることがあります。あらかじめご了承下さい。

●Cmd.exeに関する設定

　　HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor
　　・AutoRun (REG_SZ) コマンドプロンプト起動時に自動実行するコマンドライン。HKEY_LOCAL_MACHINE版も存在し、こちらは全てのユーザーで実行されるコマンドプロンプトが指定できる。両方指定した場合は、HKLM→MLCUの順で実行される。
　　・EnableExtensions (REG_DWORD) 1:コマンド拡張機能を有効にする。Windows NT 4.0では使えない。
　　・CompletionChar (REG_DWORD) ファイル名補完機能を有効にする。ここには、補完機能を有効にしたいときの文字コードを指定する。通常は6(Ctrl+F)や9(TAB)など。ただし、CDコマンドのうしろのように、必ずフォルダ名が来るような場面では、フォルダ名が補完されることがある。
　　・DelayedExpansion (REG_DWORD) 遅延環境変数を利用可にする。Windows NT 4.0では使えない。
　　・PathCompletionChar (REG_DWORD) ディレクトリ名補完機能を有効にする。ここには、補完機能を有効にしたいときの文字コードを指定する。通常は4(Ctrl+D)や9(TAB)など。Windows NT 4.0では使えない。

●シャットダウン待ち時間 (Windows XP)

　　HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
　　・WaitToKillAppTimeout (REG_DWORD) 秒数

●検索のキャラクタを非表示にする (Windows XP)

　　HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\CabinetState
　　・Use Search Asst (REG_SZ) "no"または"off":非表示

●システムの復元機能を利用しない (Windows XP)

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\SystemRestore
　　・DisableConfig (REG_DWORD) 1:利用しない

●Windows NTの環境変数

　　HKEY_CURRENT_USER\Environment
　　・値:環境変数名
　　・データ:変数に割り当てる文字列 (REG_SZ)

●ファイルキャッシュのサイズ

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
　　・IoPageLockLimit (REG_DWORD) ファイルキャッシュに割り当てたいメモリの大きさ。デフォルトは512KB。なお、最適値は、搭載された物理メモリの量などにより変わるので、各環境で色々な値を試してみる必要がある。

●自動チェックディスク時の待ち時間

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager
　　・AutoChkTimeOut (REG_DWORD) 自動チェックディスクが行われる際、「10秒以内にキーを押したらバイパスします」というメッセージが表示されるが、その待つ秒数を指定する。デフォルトは10。最大3日間まで指定できる。

●ファイル/フォルダ暗号化操作を簡便化（XP Proのみ）

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREMicrosoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
　　・EncryptionContextMenu (REG_DWORD) 1:ファイル/フォルダの右クリックメニューに「暗号化」が追加される。

●NTFSの最終アクセス日時の更新を無効にする（XPでNTFS）

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
　　・NTFSDisableLastAccessUpdate (REG_DWORD) 1:NTFSで最終アクセス日時を記録しない。そのため、アクセス速度が若干高速化する。

●Windows XPで137GB超のIDE HDDを使う (WinXP)

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\atapi\Parameters
　　・EnableBigLba (REG_DWORD) 1:WinXPで137GBを越えるHDDを利用可能にする

●IEEE1394接続されたHDDをダイナミックディスクにアップグレード可能にする (WinXP)

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\dmadmin\Parameters
　　・EnableDynamicConversionFor1394 (REG_DWORD) 1:IEEE1394接続されたHDDをダイナミックディスクにアップグレード可能にする

●NTFSの暗号化機能をまとめて無効にする (Win2000/XP)

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\EFS
　　・EfsConfiguration (REG_DWORD) 1:有効

●1台のPCに複数のコンピュータ名をつける

　1台のマシンに複数の名前を付けると、ネットワーク上から、あたかも複数のマシンがあるかのように見えます。

　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters
　　・OptionalNames (REG_MULTI_SZ) \0で区切って複数の名前を指定できます。

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