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2014.8.30
INASOFT


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レジストリキー/エントリの資料



■起動時に実行

 このページには、いじくるツールの編集項目「起動時に実行」が扱っているレジストリキーとレジストリエントリについて解説しています。

 この資料は、「いじくるツール」(ver.6)時代に書かれたものなので、現在の設定項目と一致しなかったり、内容が古かったりすることがあります。あらかじめご了承下さい。




 「起動時に実行」は、Windowsが起動時に自動的に実行するプログラムを指定します。
 (他にも、Autoexec.batや、スタートメニューのスタートアップなど、指定できる場所はいくつかありますが、ここではレジストリと、Win.iniのみ扱います)

 ●起動時に毎回実行(全ユーザー)

   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\run

  この下に、REG_SZの値を作ると、値のデータをコマンドラインとして、Windows起動時に自動的にプログラムが起動されます。値の名前は任意です。なお、起動のタイミングは、シェル起動の直前です。すべてのコマンドラインは、非同期的に実行されます。


 ●一度だけ起動時に実行(全ユーザー)

   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce

  この下に、REG_SZの値を作ると、値のデータをコマンドラインとして、Windows起動時に自動的にプログラムが起動されます。値の名前は任意です。起動されると、その値はその場で削除されます。つまり、一回きりの自動実行です。
  主にアプリケーションのインストールの後処理に使われることが多く、値が2つ以上存在する場合、Windowsのセットアップダイアログ(たいこ)が表示されます。
  起動のタイミングは、シェル起動の直前(毎回実行より前)です。すべてのコマンドラインは、前のコマンドラインの終了を待って、順番に実行されます。


 ●一度だけ起動時に実行2(全ユーザー) [Windows 95/NT 4.0では利用不可]

   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnceEx

  一度だけの起動時に実行を行います。RunOnceとの違いは、起動のタイミングを調節できることですが、この構造は少し複雑です。

 ・Title … セットアップダイアログのタイトル
 ・Flags … 動作を指定します。bit2(0x04):シェルはOLEコマンドが受理できるかどうか確認する/bit3(0x08):エラーダイアログを表示しない/bit4(0x10):エラーログ(RunOnceEx.err)を生成する/bit5(0x20):実行ログ(RunOnceEx.log)を生成する/bit6(0x40):DLLを登録する場合に例外を検知しない/bit7(0x80):状態ダイアログを表示しない

  この下に、サブキーを作ります。
  サブキーは 0001, 0002, … という名前で規則的に作るのが一般的で、この順序で実行が行われます。
  サブキー 0001, 0002, … の下には、RunOnceExと同様に、実行したいコマンドラインを指定するのですが、指定の方法はちょっと複雑です。次のどちらかを使います。

" DllFileName | FunctionName | CommandLineArguements "

または

"|| command parameters "

   なお、値の名前は任意です。

  サブキーに付ける名前として Depend とすると、dllまたはocxと各サブキー内のコマンドとの依存関係を表すことになります。

  依存関係は、値の名前をサブキー名にして、値のデータをdllまたはocxにします。


 ●起動時に毎回実行(個人用設定)

   HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\run

  ログオン後に自動的に起動するコマンドラインを指定できます。
  値の名前は任意で、値のデータがコマンドラインになります。
  実行のタイミングは、シェル起動直後です。


 ●一度だけ起動時に実行(個人用設定)

   HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce

  ログオン後に自動的に起動するコマンドラインを指定できます。
  値の名前は任意で、値のデータがコマンドラインになります。
  実行のタイミングは、シェル起動直後です。実行後に、値は自動的に削除されます。


 ●サービスの実行(すべてのユーザー) [Windows 95/98/Meのみ]

   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServices

  ログオン前に自動的に起動するコマンドラインを指定できます。
  値の名前は任意で、値のデータがコマンドラインになります。


 ●一度だけサービスの実行(すべてのユーザー) [Windows 95/98/Meのみ]

   HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunServicesOnce

  ログオン前に自動的に起動するコマンドラインを指定できます。
  値の名前は任意で、値のデータがコマンドラインになります。
  実行後に、値は自動的に削除されます。


 ●Win.iniのloadとrun [Windows 3.0/3.1/95/98/Me] (Windows 3.0未満のバージョンについては未調査)

  Windows 3.1時代の名残です。
  Windowsフォルダ内のWin.iniの[windows]セクションにloadまたはrunというキーを作り、値にプログラムファイル名を指定すると、それを自動実行します。
  複数のプログラムファイルを指定したい場合は;(セミコロン)で区切ります。
  loadで指定されたプログラムは最小化状態で起動し、runで指定されたプログラムは通常のウィンドウサイズで起動します。

 ちなみに、「スタートアップ」が設置されたのはWindows 3.1以降ですので、Windows 3.0から動作可能なWin16プログラムを自動起動したい場合は、このキーに作成することになります。


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