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2014.8.30
INASOFT


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連載(INASOFT45万ヒット記念企画) [ 8/11]



■NEOBRASTER製作秘話(2001/11/ 1)

 今日はNEOBRASTER(ネオブラスター)の製作話でも書こうと思います。NEOBRASTERは、INASOFTの公開するソフトウェアの中で、今のところ唯一DirectXを利用したゲームです。

 内容は3分間タイムトライアル横スクロールシューティングゲームというものなのですが、これの元ネタは何かというと、Bio_100%のNyahaX'95(PC98, MS-DOS用)というゲームです。ぶっちゃけた話、このゲームは 3分間タイムトライアル縦スクロールシューティングゲームなわけで、このゲームを元にしてNOCHI氏がオリジナルのアイディアとシナリオを加えて、高校時代の文化祭用に出展したゲームがNEOBRASTERの初期バージョンです。

 このNEOBRASTERの初期バージョン(ver.1.x for DOS/PC98)は1996年の9月にリリースされたものなのですが、これがなかなか評判が良かったため、リニューアルして1997年の文化祭の時もリリースしました(ver.2.x for DOS/PC98)。そして、今年4月にWindows用に移植したのが、現行のNEOBRASTER(ver.3.x for Win32/DirectX)です。

 Windows版のNEOBRASTERの作成にあたり、2月始めに作成開始をし、3月終わりに作成を完了するという予定でいたんですが、なぜか僕のいる大学の後期終了が突然延びて、後期テストの終了が2月下旬に食い込んでしまったため、3月作成開始、4月中旬作成完了という流れになってしまいました。

 シナリオ&グラフィックは、DOS版の時代から引き続きNOCHI氏が担当、音楽は、僕がDOS版時代に作曲したものをSAT氏が編曲してMIDIにしました。

 その他、INASOFTで過去にご活躍頂いた方々に総出でデバッグして頂いて、さらにα版公開として、一般の方々にも幅広くデバッグに参加して頂きました。この場を借りて感謝いたします。

 で、製作秘話なわけですけど、僕はこのソフトをプログラミングするにあたり、DirectXの勉強をゼロから行いました。結果、ああいうものができあがったわけですけど、よくよく調べてみると、DirectXの分際で、普段作っているGDIのプログラムよりも処理が鈍い部分があったりします。

 どういう事かなぁと思って調べてみたら、どうやら、参考していた本の作者さんがダメダメだったらしくて、サンプルプログラムから様々なバグが発見されるという事態に陥りました。騙されたって感じです。

 おそらく、次にゲームを作るとしたら、もう一度「1」からDirectXの勉強をし直すことになるでしょう。

 と・こ・ろ・で。INASOFTでは僕が「いじくるツール」を作っていて、フリーセルやらマインスイーパのスコアを操作できたりするわけですが、このNEOBRASTERについても、裏技等制御ができるようになっていますので、どうしてもクリアできないよぉという方がいらっしゃいましたら、「いじくるツール」をお試し下さい。

 で、

 製作後記に移ります。製作後記で最初に書きたかったのは「ダウンロード数」なんですが…。

 正直なところ、あまり延びていないんです。疑似シリーズなどのダウンロード数と比較しても、あまりパッとしません。すっきり!! デフラグなんかと比較したら、もう目も当てられません。どうも、ゲームってのは全体的にダウンロード数が少ない傾向があります。

この現象について、他のサイトでも同様の現象が起きているらしく、過去にのえるネットの掲示板でYUROさんがおっしゃっていたんですが、「ユーティリティーと違って、ゲームだとDL数と感想数が比例しないのがとても痛い」とのこと。

 やはりそうですよね。この原因に関して、熊さん曰く、「ユーティリティであれば、レジストする気満々な時意外は、多少機能が劣ってもフリーを選ぶよう努めます。ゲームであれば、面白くなければやる意味が無いのに加え、高い金払ってでも良作を得たいという気持ちがあります。ゲームは娯楽品ですから…コーヒーと同じ。多少高くても、うまいコーヒーが飲みたいと思う時が良くあります。」とのことでして、やはりゲームというのは売り物という思考が一般的に広くもたれているようです。

 で、

 それでは売り物にしたらどうだろうということになるのですが、そこら辺、コミケ等での販売もやっているKeio Digital Vertexを運営されるYUROさんの話によると、「その場で感想の聞ける即売会系はある意味麻薬って感じ。」とのことで、とらのあなとかでも、結構好評発売中とのことです。

 ゲームは売り物に限りますか…。

 で、

 そういうわけでして、今年はINASOFTはゲームを作ってコミケかなんかで売ろうとかいう話も出たんですが、残念ながら、今の僕の置かれているクソ忙しい状況を始め、他のメンバーの状況を見ても、一斉に何かを作るにはかなり無理があるわけで、第2のゲーム作りは暗礁に乗り上げています。これは今後、INASOFTが集団としてどうやって運営されていくべきかを考える上でも重要なことです。なにせ、一緒に何かものを作ろうとすれば、脱落者が出たときに、プロジェクト全体が潰れるわけですから…。それについては、次回にもうちょっと語ろうと思います。

 ちなみに、本日御紹介いたしましたYUROさんは、フリーのゲームでは「ARCADIA〜それって色物!?〜」や、「もえちゃんダッシュ!」等を製作されています。




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