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2014.8.30
INASOFT
2014.8.30
INASOFT
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本ソフトウェアの開発は終了しています。ヘルプに記載されている情報も古いものになっています。

あとがき
〜ドキュメントライブラリを書き終えて〜
■なんでこんなものを作ろうと思ったか
ヘルプの重量化は、僕が予備校に通っていた1998年の頃に考えた計画であった。
当時、組み込みのアセンブリ言語が最初から使えるという噂を聞いてVisual C++ 6.0を購入したのだが(注:RnsfのCCPUはアセンブリ言語でないと記述できない)、そのVisual C++ 6.0に付属していたMSDN Libraryの文章量に圧倒されたからだ。
CD-ROM 2枚いっぱいに詰め込まれたドキュメントは、ヘルプと言うよりは、むしろ読み物に近いんじゃないかと思われた。事実、定期刊行物やコラム、連載など、様々な内容の文章が含まれていた。
「自分がヘルプを作るとしたら、こういうのを作りたいな。」
そんなことを思ったのだが、身分は予備校生。巨大なヘルプファイルなど作れる暇などあるはずがなく、夢は夢のままであるしかなかった。
それから月日は流れ、この文章を執筆している時点では大学4年生。
オンラインソフトの開発では一通り満足できる結果を残すことができたと思う。
来年は社会人になり、オンラインソフトの開発も、ユーザーサポートも、これまで通りに行うことができるとは限らない。
こうなると、Webページの存続も危ういかも知れない。
ここでWebというものの特徴を考えてみよう。
Webは、世界のどこからでも、Internetを介して閲覧することができるという利点がある。
しかし、その姿は一定ではなく、常に、ダイナミックに変化する。
新しいWebページが登場することもあれば、それまで存在していたWebページは消滅することもある。
つまり、Webは永遠ではない。
INASOFTの場合、Webが永遠ではなくなる原因は、ソフトウェアの寿命かもしれない。
世の流れでソフトウェアの人気が無くなったり、作者に更新をする能力が無くなってしまったりすることが原因になる。
しかし、ノウハウは、そのノウハウが生き続ける限り、永遠でなければならない。
と、ここで、予備校生の頃に考えたことが、再び頭に浮かんできた。
microsoft.comのサイトは永遠ではないかも知れないが、CD-ROMに含まれた形のMSDN Libraryは永遠である。
少なくともノウハウが生き続けていられる限りは、CD-ROMという媒体に納められているMSDN Libraryは、microsoft.comに置かれているMSDN Libraryよりも寿命は長いはずである。
(Webに置かれているMSDN LibraryはWebのダイナミック性の恩恵を受けて、適時修正・追加されるという利点はあるが、ダイナミック性の欠点を受けて、閉鎖・消滅することもありえる)
さて、INASOFTというサイトは、永遠ではないだろう。
しかし、ヘルプファイルは、中身のノウハウが生き続ける限り、永遠である。
以上が、こんなにデカいヘルプファイルを作ろうと思った理由である。
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※このページは、ソフトウェアに付属のヘルプファイルをWeb用に再構築したものです。大部分に自動変換を施しているため、一部は正しく変換しきれずに表示の乱れている箇所があるかもしれませんが、ご容赦下さい。また、本ドキュメントはアーカイブドキュメントであり、内容は「いじくるつくーる」最終公開時点、あるいは、それより古い時点のものとなっております。一部、内容が古くなっている箇所があるかと思いますが、あらかじめご了承下さい。
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