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2014.8.30
INASOFT


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R-Scriptトークン(5/5) − 識別子



 識別子の種類について書かれています。
 識別子は、英大小文字の別が無視されます。
 識別子は、英文字からはじまり、英数字が続きます。


1. 変数名


 変数につけられる名前として扱われます。
 変数名の最後に$記号がつくと、文字列変数という意味になり、そうでなければ数値変数という意味になります。
 文字列変数の型は文字列型で、数値変数の型は数値型です。

 変数名が代入演算子の左辺に置かれた場合、変数名がさす変数に、右辺の内容が代入されます。
 そうでない場合、変数名がさす変数の値が返されます。

 未使用の変数の値は、0または空文字列を表します。
 未使用の変数名へ代入された場合、その変数名で変数が生成されます。

 変数名の最後に
[n]
(nは0以上の整数) が付くと、配列変数であるとして扱われます。
 
[n]
の直前が$だった場合は文字列型の配列変数で、そうでない場合は数値型の配列変数です。

 変数名の最後が
[]
(上でnを取り除いた形。四角ではない)で終わる場合、配列変数をまとめて扱うことを意味します。
 これは、関数の引数などで配列変数を要求している場合に指定する形です。

 変数は、編集ダイアログが閉じられるときに消去されます。

2. 関数名


 関数につけられる名前として扱われます。関数は、R-Scriptによって最初から定義されます。ユーザーが定義することはできません。
 関数は、識別子(0以上の引数) の形で表されます。
 引数の種類や数は、関数名によって決まります。
 関数の種類と使い方は、R-Scriptの関数一覧を参照して下さい。
 識別子の最後が$で終わる場合は、返却値の型が文字列の関数で、そうでない場合は返却値の型が数値の関数という意味になります。

3. ラベル名


 ラベル名は:(コロン)から始まります。
 コロンの直後は英文字からはじめ、そのあとに英数字が続きます。
 ラベル名は、1つのスクリプト中で重複してはいけません。

 文法上、数字から始まるラベル名をつけることもできますが、そのようなラベルはR-Scriptが内部で使用していますので、使ってはいけません。

4. DLLファイル.関数名


 R-Scriptで定義されている関数だけでは足りない場合のために、ある決まりに従ったDLLファイルを作り、その関数を呼び出すことができます。
 通常は CallDll() 関数を使いますが、呼び出しの構造が複雑になる場合に見た目をよくするために、この形を用いることができます。
 指定の仕方は、例えば MOUSE_ANIME.DLL 内の call_spi() という関数を呼び出したければ、
mouse_anime.call_spi(引数)
 というように指定します。
 (つまり、DLLファイル名の方に、拡張子DLLは入れません)
 なお、DLLファイルの名前を指定するときに、Windowsのルールとして英大文字・小文字の区別はありませんが、関数名の指定部分では、C/C++言語のルールとして、英大文字・小文字を区別します(つまり、きちんと指定します)。

 DLLファイルの作り方については、DLLの呼び出しルールを参照して下さい。


R-Scriptの文法


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