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連載(R-Script10周年 第5回) [ 5/ 5]
第5回 R-Script2ができるとしたら…
公開日:2012/ 1/15
R-Scriptを作って振り返り、あるいは、社会人になり色々な言語を知ると、「ああ、あのときにああいう設計にすれば良かったな」と思うことがしばしばあります。
PerlやRubyの柔軟性、JavaScriptの応用範囲の広さ、HSPの気軽さなどを知ると、R-Scriptの至らぬ点がどんどん出てきます。しかし、R-Scriptを作り直しているヒマなんかないので、ここでは妄想話として「もしR-Script2ができるとしたら、どんなものを作りたいか」語ってみようかと思います。
変数は宣言しないと使えないようにしたい
R-Scriptによるスクリプトの中でよく発生したバグとしては、変数名を取り違える、というものです。C/C++言語ならば、未宣言の変数を使用するとエラーとなるため、実行前に気づくことができるのですが、R-Scriptでは「変数は初登場時に自動で初期化・使用可能とする」ようになっているため、実行前に気づくことができません。実行後におかしな動きを見て、一通り悩んだあげく、デバッグ実行して、ようやく気づくことができます。
変数の有効範囲(スコープ)を定義できるようにしたい
現在のR-Scriptでは、変数はすべて、C/C++でいうところの「外部変数」(グローバル変数)に相当するものしかありません。これはコードの再利用や、疎結合なコーディングをする上で障害となります。また、次に出てくる「自作メソッド」を作る上でも障害となるので、何とかしたいですね。
自作メソッド(自作関数)を作れるようにしたい
実際にユーザー要望も来ているのですが、自作で気軽に呼び出せる関数・メソッドを作れるようにしたいです。今のところ「同じ処理を繰り返し呼び出す」用途に使えるのは gosub によるサブルーチン呼び出しなのですが、引数に相当するモノがないというのは非常に使いづらいモノですし、再帰呼出をすることもできません。
配列の取扱いを厳密に
現在「長さ0の配列を宣言すると長さ1になる」とか、配列の解放の概念がないとか、くりかえし動くプログラムを書くには不向きとなっています。
配列数値・配列文字列を定義するためのリテラル
R-Scriptには配列リテラルの概念がないので、配列によって関数に指示を与えたい場合に、「いちいち配列変数を準備する必要がある」での面倒くさいです。
オブジェクト指向/クラスライブラリ/テンプレート化にはできないだろうな
オブジェクト指向が便利なのは、標準で提供されるライブラリが非常に豊富だから、という面もあろうと思います。個人でそこまでを準備するのは辛いため、オブジェクト指向化は難しいかなぁと考えています。
などなど、挙げればキリがありませんが、すべて妄想ですので、実現することはないでしょうね……。実現するとしたら、定年を迎えて退職後……、老後かなぁ…。そのころ、Windowsとかパソコンって、どうなっちゃっているんでしょうね。
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