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2014.8.30
INASOFT


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連載(INASOFT45万ヒット記念企画) [ 9/11]



■フリーソフトの作成方針とサイト運営方針(2001/11/ 2)

 僕のフリーソフトの作成方針は、「趣味」の範囲にとどめることです。サポートも「趣味」の範囲でとどめることにより、フリーであることの限界を作っておき、管理人が発狂するのを防ぎます。

 当サイトの「ひとこと」コーナーでも何度か述べていますが、基本的に、僕は「子どもが浜辺で砂のお城を造り、それを親に見せる」のと同じ感覚でプログラミングをやっています。砂城を親に見せる時、拝観料を取るなどという概念は発生しないわけで、これが僕がフリーソフトからお金を取らない理由です。ただ、砂城が崩れても、僕は責任を負いません。

 最近は、コンピュータソフトは有料化が当たり前という節が見受けられます。これは、ソフトウェアの世界に市場原理を導入し、発展を助長したという意味では良かったのですが、逆に研究目的とか、趣味を目的としたプログラミングは、理解されなくなってきました。

 僕もフリーソフトを公開していますが、感想メールの中には「無料で公開していて」とか「大変ですね」といった感想を、ちらほら見かけます。どうしても「フリーソフト」というと「無料で公開している点」にばかり興味が行くようなのですが、フリーソフトが無料だというのは、あくまで二次的な観点であり、第一には「作者の知的好奇心を満たすための趣味行動」であるということを忘れてはいけません。よって、「大変で」あるはずがなく、大変であれば、とっくに放棄しています。

 さらに、次のような意見も聞かれます。「ボランティアみたいですね。」これも違います。

 ボランティアというのは、もっと高次か、素朴な思考から生まれるものです。それに対して、僕のフリーソフト作成は自分の欲望を満たしているだけですから、ボランティアに比べて遙かに低次元のものです。

 次に、サイト運営方針について。

 INASOFTのサイト運営において最も気を付けている点は、言動と法律です。インターネット上の発言は、場合によっては瞬時に全世界へ配信されるため、極めて注意して行わなければなりません。テレビ局なら、そこらへんを審査し、是正する機構が存在しますが、インターネットの世界には、そういう機構は存在しません。インターネットが自由の場であるというのもありますが、この自由の場を勘違いして好き勝手やりすぎると、いずれ、インターネットを監視する人たちが現れ、この自由はなくなってしまうでしょう。そうなる前に、自主規制を書けるというのが、僕のやり方です。

 次に法律についてですが、外界に向けた行動を取る以上、そこで必要な法律の知識くらいは得ておくのが当然です。前にもお話ししたとおり、僕はINASOFTにアップされているファイルに関連して裁判で訴えられそうになったことがあるのですが、日本は法治国家である以上、どんな理論武装を持っていたとしても、最終的には法律には勝てません。法律に触れない範囲でサイト作りをするのが良いでしょう。

 今日の最後は INASOFT の運営方針について。

 昨日お話ししたとおり、INASOFT でゲーム作りが難しい理由について、「集団でものを作ろうとすると、その中の一人でも欠如したときに、プロジェクト全体が落ちてしまう」と書きました。というわけで、僕が今考えているのは、「集団でものを作ったとき、誰か一人や二人が欠けても、他で穴埋めができるか、または、他に全く影響のでないプロジェクト」です。

 はたして、このプロジェクトのモデルにしっくりくる実在のプロジェクトがあるのかどうか…という話になるのですが、それに関しては、また明日。



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