iniファイルを操作するためのAPI(メモ)

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■GetPrivateProfileSection

　指定された .ini ファイルから、指定されたセクション内のすべてのキーと値を取得します。

DWORD GetPrivateProfileSection( LPCTSTR lpAppName, LPTSTR lpReturnedString, DWORD nSize, LPCTSTR lpFileName );

●引数

　lpAppName … セクション名を指定します。セクション名とは "[" と "]" で囲まれた部分のことですが、ここでは "[" や "]" を含めてはいけません。
　lpszReturnBuffer … lpAppNameで指定したセクション内の、キーと値のペアを受け取るバッファへのポインタを指定します。キーと値の間は "=" で区切られます。各キーと値のペアは \0 (NULL文字) で区切られ、最後は \0\0 (NULL文字2つ) で終わる文字列が返されます。
　nSize … lpszReturnBufferの大きさを指定します。
　lpFileName … iniファイル名を指定します。パスが指定されなかった場合は、Windowsフォルダが指定されたものと見なします。カレントフォルダを指定したい場合は、ファイル名の前に .\ を付けると良いでしょう。NULLが指定されると、Win.iniが指定されたものとみなします。

●戻り値

　lpszReturnBufferに代入されたバイト数が返されます。
　バッファのサイズが不足して、すべてのセクションを返しきれなかった場合は、nSize-2 が返されます。プログラムはこの値を受け取ったら、バッファのサイズを適当に増やして再度読み込みを試行することを繰り返すことで、任意の長さの文字列を取得することができます。

●注意

　この関数は過去のWindowsとの互換を保つために残されています。Win32プログラムでは、設定は大きすぎない限り、レジストリに格納することが奨められています。
　Windows 95では、セクションのサイズは32KB(32767文字)に制限されます。
　Windows 95/98/Meでは、このAPIは、コメントアウト(;)されたキーも取得の対象とします。

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