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2014.8.30
INASOFT


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不具合報告


●デフラグやスキャンディスクのやり直しが発生します

 すっきり!! デフラグを使っても、デフラグやスキャンディスクのやり直しは、依然として発生することがあります。
 これは、Windowsが「常駐ソフトのカタマリ」であり、すべての常駐ソフトを止めることはWindowsを止めることに等しいため、実質的にすべての常駐ソフトを止めることができないためです。もし、止めることのできないソフトが、デフラグやスキャンディスクを邪魔をしている根本のソフトだった場合、やり直し問題は解決しないことがあります。
 解決策としては、次のようなことが考えられます。


 ・奨励されているオプション以外の選択肢を選んでみる。たとえば、すっきり実行の方法を、いつもとは違うものにしてみる

 すっきり実行の方法(「シェル起動前」や「シェルを入れ替える」等)として奨励されている選択肢は、安全性(実行失敗時に元の環境に戻せるか)を重視して決められています。
 すっきり実行が確実に進むかどうかを基準に決められているわけではありません。
 よって、奨励設定を利用しているだけでは、すっきり実行はうまく行かないことが考えられます。
 奨励されている選択肢よりも確実性の高い選択肢(より下側に配置されている選択肢)を選ぶことによって、確実にデフラグやスキャンディスクが進むようになることが考えられます。
 しかしながら、確実にデフラグやスキャンディスクが進む選択肢は、逆に実行を失敗した場合に、元の環境に戻せなくなる危険性もあります。
 危険性と確実性のバランスの中で、最適な選択肢を選んでいくことをお勧めします。
 すっきり!! デフラグが奨励している「詳細設定」や「すっきり実行の方法」で、効果の高いもの(安全性も低いもの)を選ぶ場合は、最悪の場合を考え、起動ディスクを作ったり、復旧方法を暗記または印刷することを忘れないで下さい。また、環境やデータのバックアップをとっておいてください。


 ・メモリを増やす

 デフラグやスキャンディスクがやり直しとなる要因は、デフラグやスキャンディスク中に、ディスクへの書き込みアクセスが発生してしまうことです。
 しかしながら、Windowsは「メモリが足りなくなると、メモリを一部をハードディスクに追い出す」という性質があり、これはデフラグ中でも例外ではないため、メモリが足りないとやりなおしが多発することになります。

 メモリ64MBのマシンで、Windows 98や2000以上のOSを利用しているという場合などは、メモリを増やすことによって、やりなおし問題を解決できる可能性があります。


 ・忍耐強く待つ

 デフラグしている間、ずっとパソコンの前で待っていらっしゃる方をよく見かけます。
 10分くらいすると、「やりなおしが多い」とか「なかなか終わらない」と思って、中止させてしまう方もいるようです。
 しかしながら、最近はハードディスクの容量が大きくなっていますから、10分やそこらでデフラグが終わるとは思えません。
 私の体験では、9ヶ月間デフラグしなかったハードディスクのデフラグを完了させるのに、78時間かかったということもありました。また、他の方の体験では1日間とか3日間かかったとかいう話もありました。
 従って、やりなおしが起きていても根気よく待つとか、就寝前や出社前にデフラグを行う等、十分に待つ体制を作ることも重要と考えられます。


 ・デフラグやスキャンディスクを阻害している原因を自分で探し、自力でアンインストール(強制的に削除)する

 デフラフを阻害する要因は様々あります。
 Windowsに常駐して様々なサービスを提供しているプログラムだったり、逆にWindowsに居座って、あなたのプライバシに関わる情報を外へ送信するスパイウェアだったり、コンピュータを破壊するウィルスだったりすることもあります。
 また、Windows自身がスワップのため、または単純なバグにより、やりなおしを発生させていることも考えられます。
 これらの要因を1つ1つ分析し、原因を取り除いていくことによっても、デフラグを遂行させることができます。
 しかしながら、どれが必要でどれが不必要なのかとか、取り除いても安全なのか危険なのかとか、考慮すべきこともたくさんありますし、方法論的な問題(ショートカットを取り除くのか、Autoexecやレジストリを編集するのか等)もあります。
 この手段は、かなりのWindows上級者が使うことになると思います。


 ・Windowsを再インストールする

 Windowsは、使用していくうちにどんどんゴミデータがたまっていきます。
 一般的に「Windowsの寿命」と呼ばれているもので、使っていくうちに重くなったら、不安定になったり、よくフリーズするようになるのは仕方のないことです。
 もし、この突然のフリーズがデフラグ中に起きてしまった場合、ディスクが丸ごと壊れることにもなりかねません。
 定期的に、Windowsの再インストールを行うことは重要です。



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