株式会社INASOFT(以下、INASOFT)は、2011年4月1日、一日限りで、新SNSサービス「チューいったー」を立ち上げることを決めた。
INASOFTでは、マウスのそばに時計やメモなどの情報を表示する「マウスのお供」を公開している。このソフトウェアに対しては、日々様々な機能追加要望が寄せられているが、その中で最も多かったのが「マウスのそばに友達を置いておくことはできないか?」というものだった。
このことについて、INASOFTのメインプログラマーであるあやしぃ氏は次のように述べている。
「最近、日本の都市部では、各家庭の孤立化が進み、大変深刻な友達不足が起きています。隣人が誰だかわからない、でもネット上にはマイミクはフォロワーがいるという方はずいぶん多いようです。そんな中で、マウスのそばに友達を置いておける機能をどのようにするべきか、大変悩みました」
INASOFTではこの機能を「マウスのお友」と名付け、どのようにしたらマウスのそばに友達を置いておくことができるか、検討を重ねた。そしてついに、その方法を見つけたという。前出のあやしぃ氏は、次のように語る。
「まさに、背筋がビビッと来ましたね。そんな方法があるんだな、と。私も30年以上生きてきましたけど、そのような友達形態は思いつきませんでした」
彼は「マウスのお友」から派生したその方法に「チューいったー」と名付けた。新しいSNSとして世界に発信していくつもりだ。
その方法は、次の通りだ。
しかしこの方法には問題もある。
友だちになることを承認したとたんに、マウスの横に張り付く小さな絵に変化させられてしまうことについて、ベータ版のユーザーからは「こんな姿にされるとは思わなかった」「こんなの絶対おかしいよ」「あたしって、ほんとバカ」などという苦情が相次いだ。
また、最終的に他のお友達に退治されてしまう運命についても説明されていない。
運営元では、「一部のお客様から、そのような質問が寄せられていることは理解しています」としている。「今後は周知に努めると共に、お客様に対して不利益な感覚を生じさせないよう、新たなプレゼントキャンペーンを実施していきたいと思います」とのことだ。
運営元では4月2日以降、「チューいったー入会キャンペーン」と題して、新たに入会した友だちに対して、マウスのかぶり物をプレゼントすることを検討中だ。
しかし、このサービスは4月1日限定で公開されるもの。4月2日以降のキャンペーンにどれだけの効果があるのか。このことを告げると、運営元は「もう誰にも頼らない」と言い、もう一度最初に戻って企画を練り直すそうだ。
Q&Aコーナー [9:13AM追加] まさか、質問が寄せられるとは思わなかった…!! たくさんの反応が来ることを期待して先月公開した某インタビュー記事とはわけが違うぜ…。というわけで、そんな皆様からの質問にお答えすべく、突撃インタビューに行くことにした! 広報担当のAさん(なぜメイド服!?)が、丁寧に答えてくれたぞ! Q.「『チューいったー』の機能が無効化される機能」「契約破棄が無条件に自ら行える機能」「株式会社INASOFT社員全員と同じ契約が無条件に結ばれる巻き添え機能」など、パラドックスや矛盾な願いを言われたらどうするのか? A.今回営業を買って出てくれている妖精「チューべぇ」は大変優秀ですので、そのような願いは言葉巧みに回避したり、別の意味に取れるように解釈したり、あるいは時間軸を代えて願いを叶えたりします。ただ、このチューべぇには独自に考えがあるようなので、株式会社INASOFT社員のことなど考えずに願いを叶えてしまうかもしれません。 Q.行使可能になる時期っていつから? A.4月1日です。 |