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2006. 3. 9
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Icon キーボードシミュレータ

指定された文字列の内容に従い、キーボード操作をシミュレートするツールです。



■概要

キーボードシミュレータは、指定された文字列の内容に従い、キーボード操作をシミュレートするツールです。クリップボードに対応していないソフトへ文字列を貼り付けたいときや、決まったキーボード動作をさせたい場合に使用できます。

現在、.NET Framework 2.0用が公開されています。

キーボードシミュレータのスクリーンショット
▲キーボードシミュレータ (.NET Framework版)

■紹介

クリップボードに対応していないソフトウェアに、他のソフトからの情報を貼り付けたくなることはないでしょうか。作者は、あるバイナリファイル編集ソフトを用いているとき、クリップボードに未対応であることで、とても使いづらく感じたことがありました。

キーボードシミュレータは、キーボード入力をシミュレートすることにより、上記のようなソフトウェアに対する問題の解決を試みます。

このプログラムが採用している方式は、Win32APIの keybd_event() を呼び出し、キーボードの動作をシミュレートするというものです。

このプログラムを起動すると、ダイアログが表示され、そこに文字列を入力できる状態になります。もちろん、クリップボードにも対応しています。[OK]をクリックすると、数秒のウェイトの後、入力された内容に従ったキーボードシミュレートを開始します。これにより、クリップボードを介さない情報のコピーを実現します。

クリップボード経由による貼り付けは、受け取り側の対応が必要
▲クリップボード経由による貼り付けの仕組みと問題点

上記のように、クリップボード経由の貼り付けでは、受け取り側のアプリケーションがクリップボードからデータを連れてくることに対応していなければなりません。

キーボードシミュレータによる方式ならば、キーボードにさえ対応していれば受け取り可能
▲キーボードシミュレータによる貼り付けの方式

キーボードシミュレータによる方式では、貼り付け側のアプリケーションがクリップボードからの貼り付けに対応していなくても、キーボードからの入力に対応していれば、貼り付けを行うことができます。

keybd_event() …… Windows上で動作しているアプリケーションに対し、キーボードの入力があったかのように思わせるためのAPI。キーボードシミュレータでは、例えば「ABC」という入力があると、keybd_event()を用いて「A を押す」「A を離す」「B を押す」「B を離す」「C を押す」「C を離す」という状態を順を追って作り出すことにより、「ABC」という入力をシミュレートする。なお、大文字が入力されるか、小文字が入力されるかは、そのときのCAPS/SHIFTキーの状態により変わる。キーボードシミュレータにより、シフトキーの押下状態等を強制的に作り出すこともできる。

このほかに、シフトキーや特殊キー(タブやリターンキー・ファンクションキー等)や、16進コードによるキーコードの指定などにも対応しています。詳しくは、ドキュメントを参照してください。

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