コンビニで買ってきたお弁当に、電子レンジでの調理時間が500Wのときの場合と1500Wのときの場合が記されていました。おそらく、1500Wは業務用(コンビニでその場で温める場合)で、500Wは家庭用(一般的な電子レンジ)の場合という事なのでしょう。
我が家の電子レンジには800W, 600W, 500W, …のモードがあり、800Wだと強力に温められるみたいです。できれば調理時間は短くしたいので、800Wを使いたいのですが、その場合に何分何秒を設定したら良いのかがわかりません。
電子レンジメーカーが変換式を公開していないかな?と調べてみたら、結構単純な話だったことが判明しました。
電子レンジというのは、電気エネルギーをマイクロ波で庫内で放出し、庫内の水分にエネルギーを与えて温めるための機械です。与えているエネルギーを図る単位がW(わっと)であり、単位時間に与えられるエネルギー量はWh(ワット・アワー:1時間で与えられるエネルギー量)とか、Ws(ワット秒:1秒間で与えられるエネルギー量) とかで表されます。
となれば、単純にワット数と秒を掛けたものがエネルギー量なのですから、このエネルギー量を仲介して時間を求めれば良い。
もちろん厳密に考えれば、温め済みの商品から放出される熱量(時間が経てば冷めていく)も考慮する必要がありますが、一般的な商品を電子レンジで温める場合であれば、無視することも可能でしょう。
ただ、分と秒の換算(※1)と、そのかけ算割り算を瞬時に行うのは頭が疲れるので、プログラミングで解決することにしました。
(※1)ネット上では、時間を秒だけでしか表現できないプログラムなら公開されていたのですが、僕が欲しかったのは分と秒でも表せるものだったのです。分と秒に換算することすら面倒くさいので。面倒くさいという思いからプログラムは生まれるのです。ああ、いいこと言った。
<script language="JavaScript"> function mw_calc() { b_min = document.getElementById("b_min").value; // パッケージ記載の調理時間(分)省略可 b_sec = document.getElementById("b_sec").value; // パッケージ記載の調理時間(秒)省略不可。60以上の値を指定しても良い b_w1 = document.getElementById("b_w1" ).value; // パッケージ記載のワット数 b_w2 = document.getElementById("b_w2" ).value; // 電子レンジの持つワット数 if (b_min == "") { isec1 = Number(b_sec); } else { isec1 = Number(b_min)*60 + Number(b_sec); } w1 = Number(b_w1); w2 = Number(b_w2); // 電子レンジが与えるべきエネルギー量として、ワット秒を求める ws = w1 * isec1; // ワット秒を、電子レンジの持つワット数で割り、秒を求める(小数点以下切り捨て) isec2 = ws / w2; document.getElementById("result").innerHTML = "<b>調理時間:" + Math.floor(isec2) + "秒 (" + Math.floor(isec2/60) + "分" + Math.floor(isec2%60) + "秒)</b>"; } </script> 商品パッケージ記載のワット数と調理時間:<br> <input type="text" name="b_w1" id="b_w1" size="5" maxlength="4" value="500">W <input type="text" name="b_min" id="b_min" size="3" maxlength="2" value="">分 <input type="text" name="b_sec" id="b_sec" size="4" maxlength="4" value="">秒<br> <small>(分を空にし、秒のみを記入することもできます。60秒以上の値も指定できます)<br></small> <br> 調理したい電子レンジのワット数:<br> <input type="text" name="b_w2" id="b_w2" size="5" maxlength="4" value="800">W <input type="button" value="計算" onclick="mw_calc();"><br><br> <hr> <span id="result"> </span><br><br>