ブログの方でも書きましたが、周知が必要かと思ったのでこちらにも。
昨日のことですが、私が作ったexeが、Nortonに危険度高と見なされて、確認もなしに削除されてしまうという事件が発生しました。
詳細はブログ(INASOFT 管理人のひとこと)の方に書いておりますが、簡単に書くと、
というもの。この結果、何が起きるのかというと、
私が昨日体験したのは、私が製作したセットアップファイルをサーバにアップロードし、リンクが正しいかどうかのチェックのためにテストダウンロードをしたのに、ダウンロード先にそのファイルが存在していない、というものでした。そのとき記録されたNortonのログが、上の画像となります。
残念ながら、Nortonは、上記のような状況を想定して作られていないのでしょう。少なくとも「危険度」という判断が誤っている/今後も誤る恐れがあるということをNortonが認め、「危険度高」だからといってファイルを問答無用に削除するような暴挙的機能を取り下げるまでの間、オンラインソフトを開発されている方/利用されている方は、自衛のため、Nortonの一部の設定をオフにしておくことをお勧めしたいと思います。
ここには、どうやらローカルにあるファイルを勝手に削除してしまう機能があるようですから、これらの機能を切っておくことを強くお勧めします。
ここは、ネットワーク上から取得したファイルについての判断のようです。こちらも切っておくことを強くお勧めします。
しかし当然ながら、この設定はPCをリスクに晒します。本当に危険なEXEが手元で生成されてしまったり、本当に危険なEXEをダウンロードしたであっても、Nortonは何もしてくれなくなります。これは大変危ない状態であるとも言えます。しかし、リスクを恐れて開発できない・PCを利用できない等というのは、本末転倒です。リスクを覚悟で使い続けなければならないもの、それがNortonということでしょう。
このような明らかな不具合を抱えたNortonを使い続けるというのは非常に不安です。もし、次のアカウント更新時期までにこの不具合が解消されないようなら、私はNortonを使うことを今後一切やめたいと思います。また、ユーザーの元でこの不具合が発生する可能性もあるわけですから、ユーザーにも積極的に、Nortonを使うことをやめるよう、呼びかけて行くことになると思います。
参考:
開発者泣かせのノートンSONAR
自作プログラム(*.EXE)がNorton SONARに消されたとき
Nortonが自作ソフトのexeを消してくれるバグ