そろそろMSDN Subscriptionの契約が切れ、継続する必要もないのでこのまま契約終了としようかなぁと思っていたんですが、まぁせっかくなのでVirtual PCにWindows VistaとWindows 7を追加で入れておくのも悪くないなぁと思って、Virtual PCに仮想環境の追加を行おうとしたんですが……、そういえば、仮想環境ってどうやって追加したらいいんかな? Windows 7になってから、Virtual PCの総合的な管理ダイアログって見たことないし…。
ネット上で検索したところ、ユーザーフォルダの下に「仮想マシン」フォルダがあるので、そこを開けば「仮想マシンの作成」ボタンが表示されるのでそこを押せばよいとのこと。さっそく開いてみよう…と思ったんですが…。
なぜだか、仮想マシンの作成ボタンが表示されなくなってしまったのです。
再びネット上で調べてみたところ、あんまりこの手の情報は載っていないみたいですね。というか、Virtual PCを使うようなコアなユーザー自体が少ないんだろうか。
ようやく見つけたサイトでは「Virtual Machine」フォルダの書き込み禁止設定を解除すればよい!みたいなことが書いてあったんですが…っていうか、それはデフォルトで書き込み禁止なわけで、これを解除してもどうしようもないような(…っていうか、自分の環境ではそれでは解決しなかったし、すぐにまた書き込み禁止に戻っちゃうし)。
さて、エクスプローラがどういう原理で「仮想マシンの作成」ボタンを表示しているかを考えてみることにします。エクスプローラはフォルダの中のファイルの拡張子や、フォルダを特定の意味でレジストリの登録されているなどの情報から、そのフォルダがどんな目的で使われているかを判断します。これは "Automatic Folder Type Discovery"(自動フォルダータイプ判別) と呼ばれる機能だそうですが、「Windows Vistaのエクスプローラにおける自動フォルダ・タイプ設定を無効にする - @IT」などのサイトや多くのブログに書かれているとおり、Windows Vistaのこの機能は非常に残念なことになっており(ぶっちゃけ、判別を間違えたり、一度覚えたはずの設定をすぐに忘れたりする)、この機能を解除(フォルダタイプを固定化)しようという風潮がありました。
で、Windows 7 でこの機能を解除(フォルダータイプを固定化)するとどうなるか。この機能を利用して「仮想マシンの作成」ボタンを表示しているエクスプローラーにとって、困ったことになっちゃうわけです。「仮想マシンの作成」ボタンを表示する基準がわからなくなっちゃうので。
というわけで、この設定を解除してエクスプローラーのフォルダー設定をリセットすれば、自分の環境では問題が解決しました。ちょうど、いじくるつくーるにこの機能のON/OFFをするための機能がありますので、あとはヘルプの方を参照ということで。
■ご参考: