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2002.10.25
INASOFT
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IconCache.dbについて
〜情報提供と人柱実験参加の結果〜
ここでは、Windows XPのIconCache.dbに関して寄せられた情報がまとめられています。
- IconCache.dbとは
- IconCache.dbはどこにありますか
- 削除する必要は何故あるのか?
- 消えたIconCacheはどうなるか?
IconCache.dbとは、これまでのWindowsにおけるShellIconCacheのような役割をします。
わかる方にはこれで十分な説明だと思いますが、わからないという場合のためにもうちょっと説明をしますと、Windowsのシェルは、デスクトップやエクスプローラにアイコンを表示する際、いちいち、アイコンを格納したそれぞれのファイルに読み出しをしに行くわけなのですが、よく使うファイルに対しては、いちいち読み出しに行っていたのでは時間がかかりすぎます。
そこで、読み出しがすばやくできるよう、よく使う(上位●位までの)アイコンは、「アイコンキャッシュ」として、一つのファイルにまとめられています。このファイルが、ShellIconCacheであり、IconCache.dbです。
したがって、IconCache.dbは、システムのパフォーマンスをあげるために存在しているのだということが言えます。
ShellIconCacheは、Windowsフォルダ内に隠しファイルとして存在していましたが、Windows XPでは、各ユーザー毎に個別に存在しています。
位置は、多くの場合は
%USERPROFILE%\Local Settings\Application Data
です。「多くの場合は」というのはどういうことかというと、そうでない場合が1件だけ報告されています。それは
%USERPROFILE%\Application Data
にあるという情報です。その方はWindows XP Professionalを使っているようでしたが、他のProfessionalを使っている方はLocal Settings\Application Dataにありましたので、Home Edition/Professionalの別に寄らないことが、すでにわかっています。どうして、違う場所にある場合があるのかは、今のところわかっていません。
非常に希なケースですが、IconCache.dbは壊れることがあります。これは、Windowsのバグが原因なのだと思いますが、このファイルが壊れると、画面に表示されるアイコンが壊れたり、乱れたりします。
これを修復する方法は………IconCache.dbを削除することです。
ただ、先にも述べたとおり、IconCache.dbは、システムのパフォーマンスを上げるために必要なファイルでもありますので、壊れていない場合は削除してはいけません。
IconCache.dbを削除すると、システムの中で、IconCacheを再生成しようという動きが始まります。そして、数回の再起動の後復活するようです。
このIconCache.dbは、ほとんどの場合は正常であり、壊れていませんが、これもまた壊れているという場合は、Windowsのバグを誘発させるような「メモリ不足」「ハードディスクの破損」などの根本的な要因が他にあると思われますので、そちらの解消を試みましょう。
と、通常であればここで終わるのですが、「IconCache.dbの復活」について、どういうタイミングで復活するのかで、個人差があります。
- 1回のログオフ&ログオンで復活した。
- 1回の再起動で復活した。
- 2回の再起動で復活した。
- 4回の再起動で復活した。
- 7回目か8回目の再起動で復活した。
- 13回の再起動でも復活しなかった。ただ、復活していなくても、問題は起きなかった。
- 全く復活しなかったが、TWeak UI for Windows XPでアイコンの修復を試みたところ、一悶着あった上で、復活した。ただし、復活していない間は、問題は起きなかった。
というわけで、どの段階で復活するのかについては、各環境によってまちまちのようです。
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